2016年07月31日

*60歳代の雇用保険*

 60歳から65歳までの雇用継続を援助・促進することを目的とした「高年齢雇用継続給付」には継続して被保険者であるものを対象とした「高年齢雇用継続基本給付金」と基本手当(いわゆる失業手当)を受給中に再就職したものを対象とした「高年齢再就職給付金」がある。
 「高年齢雇用継続給付」は、60歳到達時点において5年以上の被保険者期間があり、その時点の給与額に比べて給与額が75%未満に低下した場合に、65歳までの期間支給される。
一方「高年齢再就職給付金」は、60歳以降に離職し基本手当を受給中に再就職した場合で、基本手当が100日分以上残っている場合に選択できる。選択とは、基本手当の支給残日数が3分の1以上で受給可となる「再就職手当」との選択である。なお、「高年齢再就職給付金」も「高年齢雇用継続基本給付金」同様、再就職先での給与額が基本手当の算定基礎額と比べ75%未満となる場合でなければ支給対象とはならないし、年金との併給調整の対象となる。「再就職手当」は基本手当残日数分の50%または60%の一時金で、年金との併給調整対象外である。各自の条件により選択したいものだ。
 65歳ももう一つの要である。65歳前に就職した場合は雇用保険の被保険者になるが65歳以降に就職した場合は被保険者にはならない。4月1日時点で64歳の者は雇用保険料免除となるので、4月1日以降に64歳で就職した者は雇用保険加入手続きは必要だが、保険料控除はしない。
 65歳到達前に離職すると、再就職活動をしながら基本手当を受給することになりその場合は最低でも90日以上の給付日数があるが、65歳以降に離職すると、30日分若しくは50日分の一時金給付となる。なお、65歳前の基本手当給付については年金との併給調整の対象となり、基本手当受給中の年金は全額停止となる。

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posted by つぼみ応援団 at 07:55| Comment(0) | ひとことコラム | 更新情報をチェックする
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