2015年12月01日

☆労基署の臨検

 労基署が行う臨検には3パターンがある。労基署が自ら計画的に行う「定期監督」・労働者からの申告により行う「申告監督」・労働災害の発生を機に行うものの3つである。
 2つ目、3つ目については当然にその因となったものを重点的に視るのだが、それはそれとして労基署の監督官が気にするポイントとはどういった点なのか…以下にまとめてみた。
・労働条件通知書
「書面で」かつ「基本的事項を満たしているか」、なかでも、有期労働契約の更新の基準の明示・賃金支払い方法の明示・等が漏れていないか。
・就業規則
周知できているか、これは直接労働者に声を掛けて確かめられると考えた方がよい。
・労働時間制度
変形労働時間制を取り入れている場合などにその手続き、仕組みについて法令どおりになされているかを見られる。また、就業規程や労使協定等を経ているか、単位分のシフトが前もって組まれているかもチェックされる。
・36 協定
労働者代表選出が適法に行われているか、代表者の周知がされているかについても、直接労働者に声を掛けて確かめられる。
・その他労使協定
法定控除以外の控除を賃金からしている場合、それに関する労使協定の締結が適法になされているか。
・賃金支払い
 賃金から控除できるものは事理明白なもの(はっきりした債務関係があり控除協定をしている)に限定されているか、割増賃金の支払につき、除外する賃金が法に準拠されているか、定額時間外手当を採用する場合は「○時間分」を明示しているか、等である。
・年次有給休暇
管理簿が作成されているか、各人が残日数を把握できているか…。
・労働時間の適正管理
時間外数・深夜時間数について、賃金台帳に記録されているか、労働者名簿が整備されているか、労働者名簿は退職後 3 年まで保存されているか…。
・健康診断の実施
年に1回(深夜業を含む人は 6 箇月に1回)実施されているか、有所見者についての意見聴取が行われているか…。
・健康管理体制の整備
衛生管理者・産業医・衛生推進者等、方に準拠した選任や届出がなされているか、衛生管理者や産業医の巡視が月1回以上行われているか、長時間労働者についてきちんと審議されているか、…。
以上の視点を参考にしていただき、整備に心掛けていただければ、臨検に合い是正勧告を受けたとしてもさほどに脅威に思うこともない。勧告に逆らったり従わなかったりする場合は懲罰の対象となることを覚悟しよう。


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posted by つぼみ応援団 at 06:03| Comment(0) | 法令への対応 | 更新情報をチェックする
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